以心伝心記

Technology is anything that wasn’t around when you were born.

2014-01-01から1年間の記事一覧

ウェアラブルは IoT の夢を見るか? - ウェアラブル テックエクスポ@東京ミッドタウンでメイカーズ対談を行います。

来る3/25に東京ミッドタウンで開催されるウェアラブルテックエクスポ一日目、セレボの岩佐さんと下記のセッションでを持ちます。どうかお楽しみに! 最先端の“ウェアラブル・テクノロジー”が世界中から大集結! | ウェアラブル・テック・エキスポ in Tokyo 3…

2014.03.11 SXSWでその日を振り返りながらつらつら考えたこと。

珍しく自分史について少し語りますね。3.11の日のSXSW(オースティン)は、個人的に特別の思いがあるのです。そう、僕が初めて訪れたSXSWは2011年の3.11でした。そう、ちょうど震災の発生時点だったのです。ですので、どうしても自分の死生観と不可避に繋が…

ウェアラブルはIoTの夢を見るか?メイカーズの新潮流をSXSW 2014で体感する。

一週間に及ぶSXSWツアー(オースティン、テキサス)からサニーベールに戻ってきた。 全体を俯瞰すると、やはり前評判の通りウェアラブルデバイスとクラウドファンディングは最も盛り上がったテーマだった。また、昨年以降話題を呼び続けている3Dプリンティン…

Ringの大躍進 - Kickstarterで目標額の倍額を既に獲得 -

Ringの快進撃が目覚ましい。太平洋時間の3/5水曜日2:00PMの段階で最初の目標額2500万円の倍額5000万円を超えました。支援者も既に3000人を超え、その増加は、目の前でクルクルカウンターが上がっていく感覚に近いです。実現可能なのか?の声は多数ありますが…

SXSW 2014 will coming soon!! - Next Evolution In Communication -

Telepathy One Prototypeを公開したのがちょうど一年前のSXSWでした。そして一年後のSXSW 2014@Austinでは、ウェアラブルを巡るパネルディスカッションをサイバー・イリュージョニストのマルコ・テンペスト、女性向けウェアラブル・デバイス・メーカーのファ…

清水さんと対話しますよ!(明日、スクーで講座やります)

".... というわけで、告知しろと特に言われていないけれども、まあ井口のインチキ歪曲空間に巻き込まれたい人はぜひどうぞ ...." と、とっても軽妙な締めくくりで終わる清水さん(@ユビキタスエンターテインメント)の最新ブログ記事。相変わらず愛情溢れる…

チャラさの効用 - 先端技術と付加価値をつなぐもの - ウェアラブルデバイス考

チャラいって英語で何というのだろうか? チャラいは、日本だと「軽薄で、移ろいやすく、芯がない、堅くない、いい加減で、深みのない状態」を指す。決して良い形容詞ではない。さて、ウェアラブルデバイスは今、最もチャラさが求められていると僕は考える。…

ウェアラブルデバイスの製品価値 - Apple の手法に学ぶ -

多くのウェアラブル・デバイスは、いまだに新技術の実装と、それをいかなるファームファクターに落としこむのか?の製品企画&実現のフェーズにある。 コンシューマー製品は本来、技術にのみ依るものではなく、その製品を使う人の満足感や納得感を伴わないと…

新しい仕事の困難さと容易さ。New work should be more difficulty friendly.

辺境の強さ。 かつて 2008-2011 辺りの時代、AR(拡張現実)で大活躍したのは主にシリコンバレー・エリア以外のスタートアップでした。が、結果としては(SNSやO2Oなどに比べると)本格的に市場形成されませんでした。ある意味、実験研究の段階からマス・マ…

もし、アップルがグラスを発明したら? - 発明と創造の源泉 -

UEIの清水さんにお聞きしたお話なのですが、アラン・ケイ氏はグーグル・グラスを「narrow」と評したのだそうだ。非常に興味深い! グラスを幾らか触ったことがある人ならイメージ可能なこの言葉の持つ意味は極めて深い。それは利用範囲かもしれないし、視角…

シリコンバレー 4.0 InternetOfThingsの時代とHardware StartUpの挑戦

シリコンバレーが聖地なのは常に変わらず。僕自身も頓智ドット社CEOだった当時、2011年春に拠点としたのはシリコンバレーの新たなセンター、サンフランシスコのSOMA地区。周囲には多くのインキュベーション施設があって多くの生きのいいスタートアップが切磋…

ハードウェアデザインと終わりのないイノベーション

ここしばらくの間の出来事は、もしテレパシーが非常に大きな成功を収めたとしたら、確実に歴史の1ページに残るだろう。まだ、出来てから実質1年も経っていないハードウェアスタートアップでも「イノベーションのジレンマ」は起こるという極めて有効な実例…

New Year's Message for All Telepathy Members “Make everything possible.”

2013年は準備の年でしたが、2014年はいよいよ大勝負の年です。我々はここで2つの行動指針をしっかり確認したいと想います。 ひとつめは「総てを可能にする」考え方です。人は真面目で能力が高ければ高いほど「難しそうだ、出来そうにもない」「多くの問題が…

"テレパシーはなぜテレパシー・ワンを開発するのか?"の個人的な原点

TEDx Kyoto 2013 で幸いにも「 Ideas Worth Spreading 」の概念に触れることが出来たので、そこでの貴重な体験を通じて振り返ることの出来た、自分自身のバックグラウンド(思想)について、改めて書き記してみたいと思います。 あらためて強く感じたことで…