今週はベイビーがぐいぐい先に進みつつある。
今まで地道にクラウドやアプリでやっていたことがじわじわハードウェアになろうとしている。ハードウェアが動くと刺激反応のサイクルとか、触ることによる愛着や驚きがもっとリアルに感じられて実に面白い。
そして改めてベイビーという命名に至った、もっとも最初期のイメージや感動が蘇ってきた。とっても高度な人工知能機能のもっと手前に、より愛情を注げる(かも知れない)可愛らしい、純粋無垢な生命体のビジョンが存在していたことがフラッシュバックする。
なにはともあれ、そういった原点のイマジネーションを純粋培養する部分がない限り、だいたいはビジネスロジックやテクノロジーの開発に引っ張られてしまい、オリジナリティや本来的な面白さやワクワクドキドキが無くなっていく。
それでは自分たちしか作れない製品や製品文化は成り立たないだろう。だからいつでもどこでも初心に虚心坦懐に戻るっていうのは大切だと思う。回答は、いつでも最初期の初心や囚われのない直観のなかにあるような気がする。
そういうことを忘れずに、気がついたら逐次言葉にしてチームで共有する。そういう繰り返ししか無いと思うのだ。馬鹿げたことや誰も振り返らないようなこと。そういった固有の価値軸に立ち戻らないと本当にユニークなものは形にならないし、世の中に届けられない。