以心伝心記

Technology is anything that wasn’t around when you were born.

グーグルグラスもテレパシーワンも大きな壁に阻まれている。その2 - ウェアラブルの時代 -

理解できないものの価値を感じることは難しいですし、何か新しいものを理解してもらうためには、いずれにしろ古い価値体系の何かを動員してメタファー的方法で説明するなど過去あったものとの接続作業が不可欠ですね。 ですのでグーグルグラスが象徴的あるい…

グーグルグラスもテレパシーワンも大きな壁に阻まれている。その1 - ウェアラブルの時代 -

テレパシーが語られる際に必ず言及される元祖ウェアラブルデバイスのグーグルグラス。その提案する製品価値は必ずしもテレパシーの狙っているソーシャルコミュニケーション領域に限定されていませんが、インターネット環境を現実世界に浸透させ、シームレス…

世界は君を待っている! - ウェアラブルの時代 -

人と人が親密に繋がり合え、理解し合え、協力し合えるソーシャルコミュニケーションデバイス。それを世界規模で届ける。しかも、毎年最高度のテクノロジーとデザインで革新していく。それがテレパシーの行動方針です。ハードウェアもソフトウェアもコミュニ…

スタートアップの本当の競争優位は「自らが大きな物語を信じる」ことからしか生まれないのではないか?仮説を唱える。

テレパシーワンの取材でよくお受けするご質問なのですが「機能仕様、性能」などは当然として「いかにグーグルグラスと戦うのか?」は良く出てくる質問なのですね。実はこの件に関しては僕は幾つかの仮説を持っています。 まず、一つ目は「2010年代のテクノロ…

"宝物"はいつも目の前にある。 テレパシーワンのグローバルな製品マーケティングと日本の技術者スピリット

最新のニュースによるとグーグルグラスは made in USA になる可能性が高いそうですね。 記事を読むとシリコンバレーのフォックスコン工場でのアセンブルが示唆されていますが、比較的小ロットからスタートするグーグルグラスは光学製品でもあるので検査等の…

テレパシーワンの紡ぐ物語 - がんばれ!強く引くんだ!(病床の父親より)

さて、場所はとある田舎町、始めて釣りを楽しむことになった少年の心は鼓動に高鳴ります。始めての釣り、経験の無い挑戦に不安でいっぱいな少年はテレパシーワンを装着して、その最初の体験に挑みます。 そして、不幸にも病床にいる父親はその様子を病室でリ…

テレパシーは健全な競争を心から歓迎します!(サンキュー グーグル)

SXSW 2013 Interactive でのTelepathy Oneのお披露目を済ませ、毎日大変多くのフィードバックを頂いているのですが、ここだけの話、最大のリアクションはグーグル本社(グーグルプレックス)へのご招待でした(!!!)。光栄にも Google Tech Talk での講演…

人はその生活している空間・環境を元に思考して行動する。

人はその生活している空間・環境を元に思考し行動する。当たり前のようだけど、その制約条件に気づく機会は余り無い。いずれが良いかとか、あるいはいずれが優れているのか?とか、そういう話ではなく。 今回たった一週間だったけど、その少ないベイエリア滞…

Letter from Telepathy - Dear Bruce Sterling,

Telepathy の最初の製品プレゼンテーションについて初めてアナウンスを行いました。 これは盟友でもあるスキゾマトリックス作者のブルース・スターリングへ宛てた個人的な招待状です。SXSW 2013 Interactiveで発表をします。 http://tele-pathy.org/post/437…

僕は心から写真を愛する。

2月21日にソーシャルメディアウィーク企画の写真表現を巡るカンファレンストーク登壇します。Flickrで掲載していた写真がフランスの出版社刊行の山田詠美著「ベッドタイムアイズ」のカバーに採用されたことを中心に僕のフォトグラファーの側面を語らせて頂き…

SXSW 2013 Interactive 直前イベントやります!

明日はおまちかねのSXSW 2013 Interactive 直前イベントです。ついに目前に迫ったSXSW 2013 Interactive に向けて「既に参加が決まっていてやることがクリアーな人」だけでなく、「参加が決まっているけど何をしていいのか分からない人」や「ほぼ行くことが…

混沌から生まれる新しいアイデア 本質的議論を闘わせよう! Chaotic Pod 2013 Tokyo

2013 01 13 にVOYAGE GROUP の会場をお借りして Chatic Pod - Discuss The Future - と言うイベントをやりました。 グーグル元会長の村上さんを初め 多くの素敵なタレントが、2013年にコミットしてやり遂げたいことを出し合い、議論を闘わせ、協調と競争をす…

新年の伊勢丹新宿本店でウェアラブル・コンピュータを考える。

今日は初売り二日目のセールを狙って新宿の伊勢丹本店と伊勢丹メンズ館に出かけました。そこではお目当ての財布を探しつつ、日頃気になっているメガネと時計も併せて眺めていました。そこで想ったのですが、それぞれいずれもイノベーションが長期間停滞して…

僕はスティーブ・ジョブズと同時代に生きれられたことを最高に有り難いと思っている。

僕はスティーブ・ジョブズと同時代に生きれられたことを最高に有り難いと思っている。そして、それと同じように、ジャック・ドーシーやイーロン・マスクと同じ時代を生きれていることが本当に素晴らしいと思っている。 スティーブン・ウルフラムやティム・バ…

メーカーズの製品が、極めてセクシーであるべきだと思う理由。

この二週間で起こったことを誰に話しても、きっと誰も理解できないだろう。それだけすごい速度感覚だったし、飛躍距離だったし、そもそもが全く異なるアイデアの寄せ集めだったので色々な意味で概念の跳躍がある。でも、全てが組み合わされ製品に成る時には…

メーカーズの魂 - Big Idea , Big Picture で新しいインダストリーを創ろう。

週末、渋谷でたまたま面白いプロダクトを見つけました。 インターネットから生まれたカメラ、軽量で、コンパクトで、簡単操作で、ノスタルジックなスクエアサイズの写真が撮れるカメラ。実際に取られた画像も映像も(動画も撮れるのですね)非常に独特の色合…

分子生物学的 SXSW 研究序説 - アイデアをどんどんオープンに語り合う姿勢は生存戦略に合致するのか?

気付きのある(意外性のある)対話は、日常生活の最中いきなりTwiterで始まります。 今回、凄く面白いなぁ..と思ったのは、僕が呟いた「良いアイデアがあれば、直ぐ隣の人で良いのでその場で即相談しよう!必ず新しい展開があるよ」というメッセージから始ま…

マイクロディスプレイは拡張現実の夢を視るか?

今週の木曜と金曜は京都国際会館で行われたIDW/AD 2012に出かけてきました。これはディスプレイの国際学術会議で、様々なディスプレイの最新研究に触れられます。 今年の大きなトピックとして拡張現実が挙っていたので無理矢理スケジューリングして参加しま…

ビギナーズマインド

2012年11月で頓智ドット株式会社を離れることにしました。セカイカメラと共に生まれた頓智ドット。世界中で評判を博し、革新的サービスとして認知をされました。 その後、そのセカイカメラのさらなる進化と発展を期して、昨年11月から谷口氏に新CEOとして参…

メーカーズ精神の本質

来週のメーカーズ講座に向けて、自分なりにアイデアを整理しておきたいと思います。先ず、クリスアンダーソン訪日時の取材記事にもあったのですが「なぜメーカーズ精神とスキル」を持っている若者が大企業を選択するのか?ですが、これはメーカーズを考える…

"書籍『MAKERS』を教科書に、2020年のベンチャーを考える"に寄せて...

なんとここで投稿したブログがキッカケになってMAKERSの講座をNHK出版松島さんとご一緒させて頂くことになりました。そこで、講座参加者の皆さんへのコラムを書いたので、ぜひここでも共有したいと思います。 講座は、来週火曜日の20時スタートです。オンラ…

時代を変えるのは、いつも素人のバカ野郎だと思う。

パーソナルメーカーの時代は確実に来るだろう。その直感には根拠がある。 1980年代に自分が(お仕事で)触っていたコンピューターはいわゆるメインフレームコンピュータで、個人がプログラミングしたりネットワーキングしたりといった行為は悪ふざけとかお遊…

"アトムからビットへ!"は、もう古臭い考え方なのかもしれない。

インターネット誕生からスローガンだったのは、"アトムからビットへ!"だったはず。 それがどうして物凄く面倒かつ、足腰が重くて不用意な不良債権を抱えかねないモノ作りに向かっているのか?そこには幾つかの人それぞれの入り口が有りそうです。 例えば、…

もしかすると、みんなもうITに飽きているのかも知れない - 新しいメーカーは新しい人間が作るだろう

11/15のTechCrunch Tokyoで強く感じた事。もしかすると、みんなもうITに飽きているのかも知れない。 今回のスタートアップ・バトルでも大きな評価を受けたのは乗物でした。もはや多くの人たちがソーシャル何とかやクラウド何とかに飽きかけている兆候ではな…

Thanks, Steve.

最初の会社でエンジニアリングの仕事が終わってから寮の自室でマックのプログラミングに明け暮れていたら、なんとある日没収されてしまった。メインフレームの価値観からすればパーソナルな独創性、創造意欲は「絶対悪」だったからだ。 でも、そのコンピュー…

もっとオープンに! もっと透明に! もっと闊達に!

この9月7日は僕の誕生日でした。TechCrunch など多くのイベントでは、まさに同じ日に参加する機会があったりして、思いで深い日です。多くの方々から応援のメッセージをいただいて本当に嬉しかったです。 僕自身少しでもお応えしたいと思いましたので、以前…

tab light リリースしました!どんどん街を切り取ってクリップしましょう!

お待たせしました!ようやく待望のtab lightをリリース出来ました。と、同時に開発者向けのAPI全機能も公開スタートしました。まず、tab lightは、自分のtabを持ち出せる行動志向のtab軽量版です。しかも、出先で気に入ったものがあればその場で撮影してtab…

tab の使い方、いろいろ教えて下さい!

さぁ、皆さん、tabはいかがですか?楽しんでいますか? tab は、行きたい場所、欲しい物、体験したいことなどどんどんtabして(保存して)共有するだけでなく(followできますし、FacebookやTwitterでシェア出来ます)実際に出掛けた際にも近くにそれらのお…

tab meetup やりましょう!& tab の出前プレゼンやります。

水曜日にリリースしたばかりですが、早速各所で大きな反響を呼んでいるtab。インタレストをアクションに!っていうのは、実際単なるウェブのまとめに留まらない、現実の見え方を変えたり、実際の行動を変えよう!というtabのコンセプトそのものなのですが、…

ヒルズブレックファーストでtabのプレゼンをしました。

今日はヒルズブレックファーストに初めて登板しました。直前に決まって、物凄く急いで(しかも密度高く)準備したんですが、素晴らしい場でした。 お越し頂いた皆さんと主催者の皆さんに、心から御礼申し上げます!ああいうピリッとした場で、しかも創造的な…