以心伝心記

Technology is anything that wasn’t around when you were born.

神のように創造し、王のように命令し、そして奴隷のように働こう。

今、シリコンバレーにいないとGoogle Glassの盛り上がりは分からない。

日本に上陸するのは電波法や個人情報の絡みも有るのでしばらく先になる。北米でブレークして国内にやってくる頃にはアプリの開発環境や検索等のビジネスモデルは全て完成してから来るから、そこから幾らデバイスだけをコピーしても表面的な模倣に過ぎず生態系を形成できるコア価値は全て外部に存在することになる。

スマートフォンでもタブレットでも繰り返された周回遅れは今回も同じように繰り返される。デバイスに依るグローバルなプラットフォームはデバイス単体の機能や性能ではなく、それをコアにした付加価値網をいかに世界規模でスケールするのか?のDisruptiveな進化を遂げられるトータルなイノベーション(付加価値創造力)に掛かっている。

 

細かい性能比にこだわり続けるドメスティックでミクロな視点(セクショナリズム)からはそのダイナミックな価値観の変革はなかなか捉えられない。大きな視点で大きな製品を手がけよう。そのとき、ローカルな地点で閉鎖的に考えるのではまるで追いつけない。シリコンバレーさえも飲み込むような意欲と意思で臨もう!

グーグルグラスのインパクトが二年後の日本にやってきて、それから重い腰を上げる....エコシステムは完成済みで相変わらず後から乗る他無い。これが普通に考えられるウェアラブルの進化史になるだろう。その既定路線の歴史を書き換えたい。テレパシーワンを通じて日本からシリコンバレーへの大いなる衝撃をもたらして、ウェアラブルの世界を大きく書き換えていきたい。それが我々テレパシーチームの熱い思いだ。

 

テレパシーには多くの日本製キーデバイスが使われている。開発者の多くは日本人エンジニアだ。テレパシーが世界的に受け入れられると、ウェアラブルという非常に大きなポテンシャル市場のリーダーとして日本のエンジニアリングやクリエーティビティが活かされることになる。

そのことの経済効果は無限大だが、それ以上に人として世界を駆け巡ることの出来る大きなネットワークを創出することができることが大きい。だからこそ自分は自分のアイデアをこのテレパシーに全て注ぎ込むし、多くの天才的エンジニアをこのプロジェクトに巻き込んでいく。近々シリコンバレーでのテレパシーキャンプを実施計画中なので、ぜひお楽しみに!

 

「神のように創造し、王のように命令し、そして奴隷のように働こう。」というのは、伝説的なマッキントッシュ・エヴァンジェリストのガイ・カワサキのセリフだが、彼はそれに続けてこうも述べている。「もしあなたに革命を起こす能力があるのだとしたら、あなたには世の中をより良い場所にする道徳的な義務が課されているのである。」

そう、革命的な製品で世の中に大きな進歩をもたらせるとしたら、それはもはや単なるビジネスというよりはある種の道徳的義務なのだと思える。

僕らはテレパシーで仕事をすることをそういう高いレベルの体験にしたいと強く願っている。革命運動への参画者を募る気持ちでテレパシーキャンプへの参加者を募っていきたい。Keep in touch!!

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