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以心伝心記

Technology is anything that wasn’t around when you were born.

テレパシーワンの紡ぐ物語 - がんばれ!強く引くんだ!(病床の父親より)

さて、場所はとある田舎町、始めて釣りを楽しむことになった少年の心は鼓動に高鳴ります。始めての釣り、経験の無い挑戦に不安でいっぱいな少年はテレパシーワンを装着して、その最初の体験に挑みます。

そして、不幸にも病床にいる父親はその様子を病室でリアルタイムに観ています。少年が餌をつけ、河口にそれを投げ入れる。やがて引きが有るので、一生懸命にそれをたぐり寄せる...。「引いてる、引いてる」「よし、いいぞ慎重にリールを回すんだ...」少年を励ますように父親はメッセージを送ります。

テレパシーは少年が見えているものをその場でストリーミングして父親のタブレットに届けます。そして父親はそれに対してその場でテキストメッセージとして少年の視界に送り届けます。

「がんばれ!慎重に引くんだ!焦らなくていいから!」... 少年は自分の初めての挑戦を応援してくれている父親のアドバイスをそのまま釣りを続けながら目の前に見ることで、より勇気づけられて奮闘します。

そして無事釣り上げられた記念に彼は写真を撮影して父親に送ります。素晴らしい記念です。それに答えて父親からは「よくやった、よく頑張った!」と音声メッセージが届きます。

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テレパシーの旅は常にピッチの連続です。スタートアップの創業は常に「旅」を伴うと言えるのかもしれません。

まるでかつての騎士物語やロールプレイングゲームの様に仲間を探しながら、パワーやスキルを獲得していく。最初はごく小さなアイデアだけしか有りません。それが実際に触れるデバイスになる。そして現実に試せるアプリが、そのデバイスで微かに動き始める。すると、それを携えての協力者、開発者、出資者、提携者などを探索する旅が始まります。

既にサンフランシスコを中心にしたシリコンバレー一帯とサウス・バイ・サウス・ウエスト(オースティン)を旅する中で多くのピッチをこなしてきました。SXSW 2013でのプレゼンテーションを含めると、もう300回くらいは楽にこなしたのではないでしょうか?今回は冒頭にご紹介したのは、まさにそのピッチの繰り返しで磨き上がった鉄板のストーリーなのです。

そう、ピッチと言うのが言わば感動を呼ぶショートストーリーです。いまやデバイスも素晴らしい物語が無くては、誰もその存在価値を理解出来ません。そして、心を動かす「物語」の存在がなくては、人は誰もそれに共鳴共感できないので開発者としても協力者としても出資者としても提携者としても、その旅に参加できないのです。

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テレパシーのテクノロジーの基本は一人称視点の映像をその場でシェア出来ることと、それに対して瞬時に(しかも、その視界に対してそのまま)メッセージを送れることで成り立っています。それを現実の行動を邪魔せず、いかに自然に体験できるのか?こそが大きな課題です。CPUもメモリーもワイアレスモジュールもバッテリーも、あらゆるデバイスがそれに貢献するために選定され組み込まれます。

体験を一人称視点のビジュアルコミュニケーションを通じて、いかに親密かつ快適に行えるのか?それこそが課題です。でも、それ以上に重要なのは、インターネットに接続されたコミュニケーションデバイスを通じて、人と人の関係をどれだけ継続的持続的に豊かで楽しく素晴らしいものに出来るのか?という問題意識です。

繰り返し言っている Wear your love の精神は、そのデバイスの実現すべき価値観を示すフレーズであるであると同時に、テレパシーにとって永久に追い求めるべき、大きなゴール=「聖杯」なのだと思います。テレパシーの旅は続きます..... この冒険の旅に参加したい勇者はいつでもコンタクトして下さいね。 info@tele-pathy.org