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以心伝心記

Technology is anything that wasn’t around when you were born.

domoを少し振り返る。

 

domoのシリコンバレーでのアチーブメントなのですが、もともと地盤も拠点も無い頓智が、ある意味手探りで製品を開発しながら、その上で勝手の分からない初参加イベントで奮闘して、 それこそ地場の企業群と比べても遜色の無いメディアのアテンションやファンの獲得など、多くの点で成果を獲得した事は評価をすべきだと考えています。

1ヶ月そこそこの製品トライアルで得た知見は相当量でしたし、そこでの経験値は他で得難い物でした。また、2010年8月から狙いすましニアバイソーシャル製品として進めてきた狙い所は恐ろしいほどに2011春の製品動向、そのなかでも相当ホットなマーケット状況に合致していました。

さらに、フェイスブックとの連携動作/ニアバイでのエンカウンターといったサービス自体の付加価値性/ビジュアルデザインやブランドイメージのアピール等、かなり不安に思っていた要素も現地では非常に受けていました。ということはマーケティングのパフォーマンスに関しては定量的なフィードバックは不十分とは言え、充分に手応えがあるレベルでした。それは各種レポートにも散見出来ました。

それらを総合的に考えて(製品のエンゲージメント不足は重ね重ね残念至極ですが)製品の狙い所及びブランド認知/露出の獲得/頓智としての関心喚起など現地企業に比べて決して遜色の無い戦いが出来たと思います。ですから、製品仮説とその実装が充分であれば日本のスタートアップは本気で勝負出来るというのがdomoでの経験を通じて感じたことです。

とはいえ、結局それをクローズせざるを得なくなった事は事実ですし、製品デリバリー時の品質に大きな問題があった事も事実です。それに、domoが世界規模の製品に到達出来なかった(製品リリース期間が短か過ぎて評価し切れないのが真相ですが)のは貴重な失敗ケースとして振り返るべきで、そういった機会を設けようと考えています。